どんな仕事にも、職業病というものはあるものです。では、システムエンジニアの職業病とは一体どんなものなのでしょうか。長時間パソコン画面を見つめ続けていなくてはならないため、眼精疲労の症状も多いとされています。他にも、肩こりや腰痛、腱鞘炎などが代表的なものとして挙げられるでしょう。しかし、実はそれよりもっと多いのが、うつ病なのです。とくにシステムエンジニアの中でも管理職ポストについている人に、うつ病を発症してしまう方が多いです。
これには、いくつか考えられる要因があります。まず一つ目に、システムエンジニアの仕事はいくら管理職といえども太陽に当たる時間が少なくなるので、ビタミンの生成不足などが起こって体調が悪くなってしまうことがあるのです。こういった肉体的な変化が精神面にも影響を及ぼすことは十分考えられます。
さらに、一日のほとんどの時間をパソコン画面とにらめっこして過ごすため世界が狭くなってしまうことがあるのです。厳しい納期が迫るプレッシャーも半端ないですから、精神的に参ってしまうこともよくあります。そういった事態を避けるためには、適度に休憩を取って体を動かすことが大切になります。オフィスの外に出て、10分でもいいですから太陽の光を浴びることも効果的でしょう。筋肉の凝りをほぐして血行をよくし、パソコンの画面や納期から目を離して広い世界を見つめることが必要になります。何より無理をしないのが一番です。